現代語訳「論語と算盤(そろばん)」を読んで 

渋沢栄一の口述をまとめた本でした。渋沢栄一が関わった会社は数多くあります。日本の士農工商の時代と学問に触れ、商業人まで学びはなかった為、私利私欲を求める商業人が育ってしまったと述べています。孔子のことについて書いた「論語」(道徳心)とそろばんは不釣り合いでかけ離れたものであるが、それを一致させることを望んだため数々の会社を発展させることが出来たのではないかと思います。

 

徳川家康の遺訓の一つ。

「「人の一生は、重い荷物を背負って、遠い道のりを歩んでいくようなもの、急いではならない。不自由なものが当たり前だと思っていれば、足りないことなどない。心に欲望が芽ばえたなら、自分が苦しんでいた時を思い出すことだ。耐え忍ぶことこそ、無事に長らえるための基本、怒りは自分にとって敵だと思わなければならない。勝つことばかり知っていて、うまく負けることを知らなければ、そのマイナス面はやがて自分の身に及ぶ。自分を責めて、他人を責めるな。足りない方が、やりすぎよりはまだましなのだ。」」つらいことがあった時、覚えておきたい一文でした。

 

またまた考えさせられたこと。

日本経済、お金の流れ、人々の生活の豊かさ、社会貢献。

会社、家庭、個人。収入に応じた支出(経済の発展)。年代別による価値観の変化とお金の使い道。凄いことはできなくても、できる範囲で誰かのために。

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2021.6.23 すいか