2021-01-01から1年間の記事一覧

「何がおかしい」を読んで

「何がおかしい」作者は、佐藤愛子。 よく笑う私に、タイトルで一撃。「ジョークの通じない奴はダメな奴だ、という殆ど社会通念のようなものが出来かけている世の中だ。」「真面目は敬遠され嫌われ、面白い者が人気者になれる。」これで良いのか。 陽気に明…

その落語家、住所不定。を読んで

作者は立川こしら。落語立川流の真打である。新聞記事での紹介と、タンスはアマゾン、家のない生き方というタイトルに「なんだ、この人」と思い興味がわき読み始めました。 家はもたない。タンスはアマゾン?使い捨てでゴミ問題はどうするのか。資源ごみをリ…

現代語訳「論語と算盤(そろばん)」を読んで 

渋沢栄一の口述をまとめた本でした。渋沢栄一が関わった会社は数多くあります。日本の士農工商の時代と学問に触れ、商業人まで学びはなかった為、私利私欲を求める商業人が育ってしまったと述べています。孔子のことについて書いた「論語」(道徳心)とそろ…

「密やかな結晶」を読んで 

2020ブッカー国際賞、最終候補6作に入った作家・小川洋子さんの作品と紹介された新聞の記事を見たきっかけで読みました。 この世に存在する物が次々に消滅していき人々の記憶からなくなっていく物語です。鳥、バラ、小説など。消滅したものを覚えている人は…

幸福論「しくじり」の哲学を読んで

作者はあっちゃんこと中田敦彦。 受験勉強にせよ、何にせよ結果がすべてと思い努力することが、そのプロセスの深さを物語る。そう自分に言い聞かせて努力していた私に、結果がすべてではないと言い切った見出しに惹かれ、この本を手にしました。 前回読んだ…

現代語訳 福翁自伝(福翁自伝)を読んで

著者は福沢諭吉、編訳者は斎藤孝。以前に斎藤孝の本で、福翁自伝を読まなきゃ人生にとって大きな損、と書かれていたことから本屋で注文して購入しやっと今日読み終えました。 前半は勉強していることの自慢話のような気がして、読書にも気が進まなかったので…

suikaちゃんの日記

初めまして、すいかちゃんです。 読書が好きですが、本を読むのが遅く何年もかかって一冊を読み終えます。 ただ、読むのが遅いせいか、一言ひとことが印象に残り心に刻まれます。 心がほんわかしたり、これは違うんじゃないとか思ったり、 これは誰かに伝え…